嶋村 卓亮 氏 プロフィール
1987年生まれ。筑波大学人間学類(現・教育学類)卒業後、株式会社ベネッセコーポレーションに入社。進研ゼミ高校講座英語LL(編集長)を経て、2018年フィリピン・マニラで語学学校を創業。2019年PHLIGHT Inc.を東京・恵比寿に創業し、フィリピン発パーソナル英会話サービスを2020年3月開業。日比の架け橋を創る語学・IT・人財事業を営む。
嶋村氏は2018年、フィリピンで語学学校を創業。開校1年で200名以上の生徒を抱え、翌年日本進出。しかし、早々にコロナ禍に見舞われ、フィリピンとの往来が困難になり、事業計画の見直しを図りました。 事業のトライアンドエラーを重ねるなかで、活路が見え、またそこから3つの教訓が見えてきました。 それは、「顧客に集中する経営」「市場環境に適応する経営」「負けない経営」でした。 嶋村氏が大切にしている経営観などをエピソードと共に赤裸々に報告。
観光業界に深刻な影響を及ぼしてきたコロナウイルス禍の中、業績を伸ばし、また新たな挑戦を行う旅館があります。 長野県北部の湯田中渋温泉郷で旅館業を営む湯本孝之氏は2017 年に経営を引き継いだ早々にコロナ禍という大きな試練 に直面します。 その時に湯本氏がとった方策は、作業手順の見直し、そしてスタッフのスキルマップの活用、そして人材育成の徹底でした。スタッフ一人一人ができる業務の領域が広がり、最小限の人員で最大限の宿泊客を受け入れることで、稼働率から利益率を重視する経営に転換するなど、企業体質が大きく変わりました。 さらに、補助金も活用して、日帰り複合施設を敷地内に設置。日中のアイドルタイムを活用した事業も生まれました。また稼働率を追わなくなったことで、休館日を設けることもでき、スタッフの働き方も大きく変わりました。
このような大きな変化を受け入れ、新たな取り組みを生み出していったのは「笑顔をわかちあう」経営理念、そして自ら考え自ら動く心地よさが社内に浸透しているから。 観光庁はこの一連の取り組みを、生産性の低さが指摘される業界の常識を塗り替えるモデル事例として取り上げ、高い注目を集めています。魅力ある会社づくりにまい進する湯本氏が何を思い経営してきたのか、お話しいただきました。