片岡氏は、経理や営業、営業事務などバックオフィス業務を経て、RPAの導入支援を行う会社を昨年に設立。ITを活用し、普段あまり顧みられることがないバックオフィス業務の効率化をはかることを通じて企業の業績にもつながってきます。仕事の全ての「プロセス」に注目した目的達成のための業務設計とIT導入のステップ、現場が自らの成長に期待して自律的に成長し、現場の第一線がイキイキと働く現場を実現するためのITツールの導入支援を行っています。IT導入に行き詰まりを感じている方、必聴の例会でした。
第68回定時総会はコロナ禍でリアル会場とオンライン会場(ZOOM)で総会を開催。 2021年3月11日は、東日本大震災の発生から10年。 当日、2011年3月11日は、東京中小企業家同友会総会が行われようとして、14時46分に発生したため流会となった。その後の被災地支援などが思い出されます。
【記念講演】
松下幸之助から 今 何を学ぶか
弟子の目から見て思うこと
今日、私たち中小企業家は、今般のコロナ不況をどうとらえるべきか。日本を代表する経営者、松下幸之助氏は、不況を忌まわしいものとせず「不況こそ改善、発展のチャンス」と常に積極的な見方に立ち、前向きの発想から新たな発展の道を切り開いてきた。その松下幸之助氏を師と仰ぎ、松下電器産業で副社長などを歴任した後、深刻な経営危機にあったWOWOWの再建を託された佐久間氏。師、松下幸之助氏がどのように危機に立ち向かったかを紐解き、経営者としての「3つの心構え」と「打つべき7つの手」を実践。短期間での経営再建を果たした。その原点はドイツ駐在時代。欧州市場で苦戦が続くなか、松下幸之助氏から言われた「経営理念を売りなさい」という一言。経営理念と自分の仕事をどう結び付けていくかを強く意識し、「自分事」として実践に移したことにあった。このふたりの師弟の軌跡から、経営者としての心構え、社員への向き合い方を改めて見つめなおす講演。
佐久間 曻二氏
元 松下電器産業株式会社 副社長 ぴあ社外取締役
1931年新潟県生まれ。大阪市立大学大学院経営学研究科終了後、56年松下電器産業(現パナソニック)に入社。欧州でのマーケット開拓、国内でのショップ店改革などの実績を積み、87年に同社副社長に就任。93年からWOWOWの代表取締役社長に就任し経営再建を果たす。現在は、ぴあ社外取締役およびパナソニック終身客員。