(株)アメディア代表の望月 優氏は、幼い頃に光を失いました。学校の教員をしている時に、視覚障がい者向け支援ツールとしてITの将来性に気づき、一途な想いで起業。様々な商品開発にチャレンジしてきましたが、山あり谷あり、決して順調とは言えませんでした。しかし、その後、視覚障がい者向け市場でヒット商品を出し、大きなシェアを獲得することができ、現在に至っています。
例えば、文章を音声にする「ヨメール」、方角を音声と振動で伝える「振動コンパス」、時間を振動で知らせる「振動時計」、等々。これらは、障がい者だけではなく健常者にとっても大きなニーズが隠れている可能性があります。
望月氏の想い、事業の概要・これまでの歩み、商品・サービスのラインナップを知った上で、参加された皆さんで、障がい者向けの商品・サービスが自社の商品開発のヒントにならないか、あるいは、自社の商品・サービスが障がい者向け市場に貢献できないか、という視点で議論いたしました。
「快速ヨメール」
専用のカメラとソフトウェアで印刷物の画像を拡大したり文字を音声で読み上げるWindows対応製品。
「振動コンパス」
方角を音声と振動で通知する無料のiOSアプリ。
「振動時計」メテオ(Meteor)
触読式ポケットウオッチ。3つのボタンを押すことにより、時間が振動でわかります。
事前調査として、当日の14時より、報告者である望月氏の(株)アメディアが出展している「国際福祉機器展」を見学いたしました。
第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017
https://www.hcr.or.jp/