パルパル Palpal 東京中小企業家同友会 渋谷支部

東京中小企業家同友会渋谷支部
月刊新聞 パルパル 2012年8月号

発   行 東京中小企業家同友会 渋谷支部   PAL2編集部
発行責任者 三木 秀治
http://www.tokyo.doyu.jp/sibu/5sibuya/   http://shibuya.tokyo-biz.net/

今月の一言

予防することは三方良し。

最近、歯医者さんの患者を増やす仕事をしているが、矛盾を感じることがある。

この国の成人の80%が歯周病と言われている。 5人に4人が歯周病と言われる病気だが、この病気は歯だけではなく体全体の健康にも影響するので舐めてはいけない。 あなたは「歯が痛くなったら歯医者に行く派」、それとも「痛くなる前に予防をする派」 このような質問をされると「痛くならないと歯医者には行かないね!」と言われる人がほとんどです。 それには、様々な理由があると思いますが、どうも日本人は予防という考え方が希薄のように思える。 日本の皆保険制度にしても治療をして始めて保険が適用されるのであり予防には適用されないのです。ご存知でしたか。

因みに予防先進国といわれるフィンランドは90%、アメリカは80%の人が予防のために歯医者に行っている。 では、日本はと聞かれると、なんとわずか2%なのです。この違いが生涯の歯の残存数、治療費に大きく影響していると言われています。 生涯の歯に関する治療費は、歯が痛くなって歯医者に行く場合と、虫歯、歯周病にならないために予防(定期健診)に行ってメンテナンスをしている場合とでは、予防をしているほうが生涯治療費としては安くなると歯医者さんは言っています。 企業においても、社員が歯医者に行く時間を裂くことは大きなマイナスです。 歯が痛ければ仕事にも集中できない。そんなことを考えると時間だけでなくとんでもない損失ですね。

このような歯に関する日本の環境ですが、自分の歯の健康・経済的なことを考えれば予防歯科を選択したほうが断然お得のようです。 また、歯医者にしても治療だけでなく予防を中心とした患者が生涯来院する仕組みになれば、積み上げ型の経営で安定することになる。 国にしても国民が健康になれば保険財源が無い中で助かる。 予防することは、消費者、歯医者、国にとって三方良しではないでしょうか。

それにしても今年の夏は暑い!!経営者は健康が一番。熱中症に気をつけて頑張りましょう!!



ミッキーの川柳三昧

消費税増税関連法案5月26日に衆議院で可決。
ついに民主党が自民党・公明党と談合し、マニフェストにない消費税増税を強行しました。 公約、マニフェストが信じられないとなると、何を信じて投票すればいいのでしょうか?

連日の猛暑で体がへろへろです。
体力を回復しようにもうなぎの値段がウナギノボリ。
しょうがないので連日ソーメンでしのいでいます。
売上もウナギノボリだといいんですが。

バテ知らず ウナギノボリの メタボ腹

ちなみに私の腹囲は84.5センチ。ギリセーフです。
暑い夏をさらに熱くするロンドンオリンピックが始まりました。
夏の甲子園もまもなく開催されます。
次々にメダリスト誕生でおおいに湧いています。

ハリポタも ビートルズもあり 開会式

オリンピックの経済効果は民間の試算によると8000億円に上るといいます。

GDP 順に並んだ メダル数

やはり米国、中国が1、2位争いです。
日本選手を応援したいのですが時差8時間。
どうしても深夜のライブになります。
腹ごしらえして応援に力も入ります。

さあ五輪 連日夜食で 激太り
新記録 体重腹囲に 体脂肪

こんな新記録出しても誰も褒めてくれませんけど。


残念なことにいまだに各地で紛争が継続しています。 オリンピック憲章のオリンピズムの根本原則には次のように書かれています。

「オリンピズムの目標は、スポーツを人間の調和のとれた発達に役立てることにある。 その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。」

近代オリンピックがスタートした1896年からロンドンオリンピックで30回目となりますが いまだこのオリンピズムの理想の実現には程遠いようです。

スポーツで 平和をつむぐ 五大陸

8月はお盆で帰省される方も多いことでしょう。
東北地方だとジジババも気を使います。

線量計 買ってあるよと 盆帰省
婚活は 浴衣で勝負の 夏祭り

浴衣なら10才以上は若く見えますから。

朝寝して 上げ膳据え膳 盆帰省

当分体重計は封印です。

夏休み 終わって秋風 吹く財布

くれぐれも遊びすぎ注意です。

★三木 秀治 川崎インターネット(株)

新会員紹介

氏 名 島中 拓也 様
企業名 島中司法書士事務所
役 職 代表司法書士
所在地 〒151-0053
東京都渋谷区代々木2-11-5 アクティブ新宿401号
電 話 03-5308-2836
URL http://www.shimanaka-shiho.jp
業務内容 不動産登記(相続・贈与・売買等)、会社登記、
債務整理、訴訟、債券回収、成年後見
氏 名 岩井 茜 様
企業名 JOY LUCK CLUB(ジョイ ラック クラブ)
役 職 代表   女流プロ雀士
麻雀連合ツアー選手 楽読インストラクター
所在地 〒108-0074
東京都港区高輪3-25-27 アベニュー高輪508
電 話 090-1870-9252 / 070-6411-1326
URL ブログ 女流プロ 岩井茜の麻雀三昧日記
http://www.janso-navi.jp/akn/
業務内容 団体。企業、サークル向けの麻雀大会の企画・運営
健康麻雀・女性を対象とした麻雀の普及
初心者むけの麻雀教室 脳トレ麻雀教室
麻雀の個人指導
プロ雀士としての経験を活かした講演活動
楽読 楽しく楽に読める速読のインストラクター
氏 名 山本 利彦 様
企業名 フォワード・インターナショナル 株式会社
役 職 代表取締役
所在地 〒156-0054
東京都世田谷区桜丘5-48-7-101
電 話 03-6794-3370
URL http://www.toshihiko-yamamoto.net/
業務内容 中小企業の海外ビジネス開発を支援する海外ビジネスプロデューサー事業


支部例会 講師:障害者部会 部会長 豊田みどり 2012.07.20

例会スケジュール

◆ 渋谷販売塾
社長・営業マンの売上げUP 増客講座
☆開催日程 第二木曜日 14時~17時
  ・2012年08月09日
    “販売なくして事業なし” 第二期 販売塾
    社長・営業マンの『売上・増客』集中講座

  ・2012年9月13日 / 10月11日 / 11月8日
   毎回12時より受講者向けの個別指導も実施!
☆会場: 東京同友会会議室
☆参加費:3000円
☆報告者:販売力強化の第一人者・坂 陽風氏
  及びコンサルタント連合『青藍会』の強力講師陣

◆ 渋谷経営塾
強くてよい会社になるための実践講座
☆開催日程 第二木曜日 18時30分~21時
  ・2012年08月09日
    ついにリミットを迎える 中小企業金融円滑化法どうなる?
   「中小企業の3月危機」その真相と対策を学ぶ

    講師 鈴木 亮平氏
        ㈱アイエスパートナー 代表取締 渋谷支部経営相談員
  ・2012年09月13日
   中小企業のためのBCP即席作成講座
    講師 西野 公晴氏 ㈱アールアンドシー 代表取締役
☆会場: 東京同友会会議室
☆参加費:2000円

◆ 渋谷支部例会
第20回東京経営研究集会 プレ例会
吹き荒れる逆風業界を勝ち抜け!挑戦する中小企業経営!
分科会の感動を先取り

☆日時: 2012年08月10日 18時30分~20時45分
☆会場: 渋谷区商工会館大研修室
☆参加費:2000円
☆報告者: 株式会社マイム 田中 延和氏 貸衣装業界 杉並支部
☆その他の報告者:
  株式会社童心社 田中 正美氏 取締役総務部長
  株式会社文寿堂 松本 太郎氏 代表取締役社長
  コーディネイター 奥長 弘三氏(コンサルタント朋友)

渋谷支部後援企画
Eコマースのカリスマコンサルから学ぶ
口コミを使った売上アップの秘訣

☆日時: 2012年09月05日(水)18時30分より
☆講師: 野間 浩平氏(㈱n-セブン)
☆会場: 東京同友会会議室
☆参加費:2000円

渋谷納涼バスツアーIN内房名所めぐり
☆日時 : 2012年09月09日(日)
☆集合 : 朝8時 スバルビル前集合
☆参加費 : 4000円

渋谷支部ビジネス交流会   ECO・建設・防災 商談会
東京マグニチュード8.0上映

☆日時: 2012年09月25日(火)16時00分より
☆会場: 渋谷区商工会館大研修室
☆参加費:無料



「新米社長奮闘記」vol.3 ~この1年の奮闘ぶり~~

有限会社 京文社 代表取締役 山岸 京子

社長になる前に4か月半で母と父の葬儀を行い、社長になってから更に父・前社長のお別れの会(社葬)を企画し行った。 起業をして50年以上もの間頑張ってきた父と、それを支えてくださった長年お付き合いのあるお客様に対して、一つの大きな区切りになると考えたからだ。

 会社経営のなんたるかも知らせず、そもそも経営者になり社員やお客様とどのようにお付き合いしていったらいいのか等も伝えず、 生前会社のことは私にと決めていたのに、そのようなこと何も語らずに父はいなくなってしまった。 「社員に余計なことは言うな。」そんなことしか言わなかった。 初めの1~2か月はお別れの会の余韻もあり、何も考えられなかった。 手を付けられなかったのだ。

 しかし、その後様々なことをやっていくことになる。 総務・経理部長の時にできなかったことで、疑問のある部分から手直しをしていった。 まず、就業規則の全面見直しをした。 それから徹底的に経費節減対策を行う。 そしてベテラン社員の配置転換。 設備投資をするにあたってのいくつものメーカーやショールームへ見学・商談。 それと並行しての定年で退職する社員の後釜の採用面接。 2か月ほどの間の土日に集中的に行う。

 そのように動き回っているときに、社員とのコミュニケーション不足から誤解が生じ、 毎日朝礼を行うと決めたのは私なのに、その朝礼が針のムシロのような状態となっていった。 ストレスと体力不足で、社長業に慣れない私の疲れは次第にピークに達していった。

 やっとのべ30人ほどの面接をした後に採用した社員には、35年のベテラン営業マンの後釜というプレッシャーをかけないようにと気を使う毎日だった。 また、ベテラン営業マンから新人営業マンにどのように指導をしているのか気になるところだが、 「私に新人を任せて社長は口を出さないでほしい。」などとベテランから釘を刺され、 どのように距離をとり、しかし責任者・社長としてどのようにしていけばいいのか悩みながらの日々だった。

 いつどのように新旧設備の入れ替えをし、人をどうするか。私の考えは決まっていた。 「小さい会社なのだから、なるべく一人がいろいろなことができるよう、今までのように役割を固定的に考えるのはやめる。 外注費を見直し、内製化を図る。」特にうちはベテランぞろいなので、そのようなことができないわけがないと考えた。 私のやり方は半年経って間違いなかったことが分かり始めた。

 昨年の5月の連休は葬儀だったが、今年は身体が持たずにただただ寝ているだけの日々を過ごす。 私に協力してくれる顧問や取締役はいるのだが、その方々にしていただきたいことを要請することすらできず、 あと数年しか生きられないかもしれない・・・と身体と心の疲れからそのように感じた。 「元気が取り柄。」と言われている私であるのに、情けない状態となった。 4月末から6月上旬まで非常に不味い身体状態が続いた。

 その後、社員との個別面談を随時行うことにより、お互いが少しずつ分かり合え、言いたいことを言えるようになってきた。 それにより、私の身体もストレスから徐々に解放され、通常に戻っていったようだった。

 子供のママ友に以前「貴女は仕事があっていいわね」と言われたことが頭に残っている。 私が置かれたこの状況を、生かすも殺すも私次第なのだ。 仕事をしたくとも様々な事情でできない人がこの世に大勢いる。 創業58年にもなるこの父と母の残した会社を、私は責任をもって経営していかなければいけないのだろう。 責任重大だ。

 私が元気にいつも通りに動けるなら、さあ次は何をすべきだろう。 印刷出版業界は次第に縮小傾向にある。 その中で生き残っていくためには何をすべきだろう。

(続く)