東京中小企業家同友会渋谷支部
月刊新聞 パルパル 2012年5月号

　以前より興味はあったのですが、知人が現地でデザインを募集し『ドリームガールズ』というデザインで夢を実現するという企画が２年目に入り、現地の女性省の大臣や大使らが授賞式に参列、ＴＶも取材が入った ついでに今年は、アンコールワットに６０年に一度龍が登る時という事も合わせて。

　 現地はインフラがまだ整わず、恐らく戦後の日本といったところであるが 舗装道路１本走る両脇には ほこりまみれのバラック小屋が延々続く。 理髪店、バイク屋、食堂全てオープンエアー。ちなみに現地ではネイルも２～３ドルで安く気楽に楽しむものという感覚らしい。 驚いたことにその店の並びの中に携帯電話屋の多い事。 それからカンボジアに魅せられた日本人の方々。 コショウ、クッキー、ハーブで成功していらっしゃる。 いろんな生き方があるものだと考えさせられた。

　 カンボジアは、国民の平均年齢が22.9歳（2011年）と非常に若い国である。現地のワーカー平均月収10,000円。現地でアテンドしてくれた25歳女性は、日本留学経験のある日本語バリバリのいわゆるキャリアウーマン。現地でネイルサロンを経営しホンダを乗り回し、外国人集客に意欲的だ。 先日来日した現地女性は、何と不動産で稼いだお金で来日を果たしていた。20代後半はこの国では牽引者なのである。

　後進国と上から目線で何かしてあげようなんてとんでもない。気がつけば電気製品も、車もそして国力も他の国においてきぼりにされている日本になっていても仕様がない。